「絶景レストラン うずの丘」の人気スイーツといえば淡路島産食材を使ったプリンです。旬のフルーツを使い、彩りにまでこだわったプリンはどれを注文しようか迷ってしまうほどです。今回はオリジナルプリンの企画、開発、仕込みまで一貫して担当する勤続約35年の副料理長・内海さんにプリン作りについて色々とお話を伺いました。
未経験からのスタート
ーーまずは入社して調理師になったきっかけを教えてください。
高校生の時に親が共働きだったこともあり、学校から家に帰ってきたら自分でご飯を作っていたことが料理を好きになるきっかけでした。高校卒業と共にこの会社に入社して、天ぷらを揚げることから始まり、魚を捌き、バーガーショップでの調理販売も経験して今に至ります。
ーーなぜプリン作りを始めたのですか?
当時のレストランメニューには、スイーツと呼べる商品が多くはありませんでした。そんな時に上司から「内海さん!何かスイーツ作ってみて!」という唐突な一言から僕のプリン作りが始まりました。
ーースイーツを作った経験はそれまでにありましたか?
まったくありません。商品案を考えるのが大変ですし、今でも頭を抱えながらなんとか作っています(笑)
ーー大変ですね、それでもプリン作りを続けられるのはなぜですか?
楽しいというよりは達成感の方が大きいですかね。
今ではプリンの盛り付けにもこだわりはじめて、年々ハードルが上がっていく感じがあります。でも完成するとホッとします。
地元を大切にするプリン作り
ーーではプリンを作る上で大切にしていることはありますか?
卵黄だけを使って、なるべくなめらかなプリンを作るように心がけていますね。
あと、できるだけロスが出ないように仕込みをしています。ロスが出てしまうのは仕方ない時もあるのですが、手間暇かけてせっかく作ったのに、捨ててしまうのは心苦しいので。
ーー大切なことですね。そこまでプリン作りにこだわれるなら「パテシィエになろう!」とは考えないのですか?
転身しよう!とは考えてませんが、パテシエの方に教えてもらいたいことはたくさんあります!
実は最近、知り合いのケーキ屋さんに卵白の使い方や素材選びなどをレクチャーしてもらいます。とても勉強になるんですよ!
ーー向上心が素晴らしいですね。ちなみに「絶景レストラン うずの丘」で一番人気のプリンはどれですか?
淡路島産のいちごを使ったプリンはおかげさまで人気です!
TV番組の取材で、ジャニーズグループの方々に食べていただいたこともあり、女性のお客様から好評です!
ーー最後に内海さん特製プリンの今後の展望などを教えてください。
淡路島の季節を感じられるプリン作りをこれからも続けていきます!
理想はフルーツ以外の食材もなるべく淡路島の生産業者から仕入れるようにして、地元を大切にするプリン作りを地道にやっていきたいですね!
ーーありがとうございました!
現在、内海さんはレストランメニューを作る過程で、やむおえず廃棄されてしまう食材を利用して新しいプリンを熟考中とのことです。NEWプリンの完成が楽しみですね!